人狼議事

270 食人村忌譚


【人】 紅客連盟 イスルギ

[この校舎には小さな、図書室と言うには本当に小さな書物を集めた部屋が在る。
そこに籠るのが男にとって安らぎの時間であった。

この部屋にある書物は外部の者が見れば随分と偏っていると感じるだろう。
人の構造について書かれた医学書。
薬草について書かれた書物に、性交について書かれた春画。
そこに娯楽と呼べるものは見当たらない。
だが男にとってそれは娯楽に等しいモノではあった。

一冊を手に取り、ぱらりと頁を捲る。
そこに載っていたのは様々な病気について。]


 錠は……、


[そろそろ薬の切れる頃合いだろうか。
最近満足な治療を施していないようだったが大丈夫だろうか。
心配ではあるが彼も子供ではない、何かあれば誰かしらに助けを求めるだろうし、そうなる前にどうにか家に辿りつく事も出来るだろう。]

(53) 2017/11/21(Tue) 21時頃

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