………っ、[呼ぶ名に声を返せない。肌に触れた指が離れ行く気配に零れる吐息は安堵のものと、もう一つ惜しむような意味を持って。きつくシャツを握り触れられていた場所を押さえ] ……私…は…、 私は…もう… お前の望むような友には――…なれない。[見られている。その青磁を見返すことはできない。紡ぐ言葉と共に零れる吐息は徐々に震えて。何も知らずに笑っていてほしいと、そう紡いでいた彼の言葉を崩したのは自分自身。教えられ、露呈した本当の姿は――…] ……私は……お前には…相応しく…ないんだ…。
(51) chiz 2011/08/13(Sat) 03時頃