おお、元気そうで良かったぜ。
ちと埃まみれだけどなァ、別嬪さんが台無しだ。
[オウム返しの返答>>46に、男は喜色満面で応じる。
しかし物珍しいその格好が何処と無く薄汚れて見えるのが、まさかあの村外れの騒音>>0:77の所為だとはさすがに思いも付かなかった。
揶揄しながら娘の肩あたりをぱたぱたと払ってやる。
しかし、当の娘は身なりよりも食欲が先に立つようで。
美味しそう、唾を飲む音を聞かせながら唇からまろび出た言葉に、思わず破顔した。]
っはは、食うかい?甘いよ。
わたあめ、って言ってさあ…
[手に携えた菓子を鼻先へと差し出して、手が伸びるならすんなり渡してやる。溶けて幾重にもなった粗目の独特な香りは、まさに祭りの醍醐味そのもの。
反応を楽しそうに見詰める男は、どう見たって外神であろう出で立ちの彼女に、必要そうなら花祭りやおさがりの事も教えてやるつもりだった。]
(51) 2015/04/19(Sun) 01時半頃