[続くゲイルの紹介を聞いていれば、ようやく記憶が繋がった。ああ、小さな頃に会ったことがある年上の女性。余り話すことはなかったけれど、きっと間違いないだろう。
話しかけようと口を開きかけるが、彼女が覚えているとは限らない…。そう思うと、口にするのは憚られた。
彼女の自己紹介が終えると、タイミングを見計らって]
お医者様もいらっしゃるなら安心して飲めるわね。
[笑い混じりに、自己紹介を始めた]
…次は私ね?
ローズマリー・ウォルシュよ。
村のパブでウェイトレスをやっているわ。
歳はベネットと同じ、24歳ね。
参加動機は…何かしら…
[少し、迷ったように言葉を止める。
店長の言葉に流されただけだと。言うのは野暮のような気がして]
恋がしてみたくなったから、…かしら?
今夜の出会いが素敵な出会いに繋がるように、願っているわ。
(50) 2013/06/28(Fri) 21時半頃