人狼議事

194 花籠遊里


【人】 墓荒らし ヘクター

[人の気配に誘われ、微かな好奇心を満たすべく箱を開いた男。
その双眸に映るのは銀の色、夜に馴染んで淡く輝く月の色。]

 ―――…花隠れの次は、月隠れねぇ。

[夜も更け、籠の蓋は開いたと言うのに、
こんな人目につかぬ場所で茫と意識を泳がす彼に零す独り言。

寝起きを思わせる彼の面差しは普段の清冽さ以上に、
華胥の国より抜け出した色が濃い。>>46
月光を背負う花精へ、片手で夜を掻き、不正解の所作を向け。]

 花の香に誘われるは蝶の本質よ。
 ……王子様で無くて悪りぃな。

[音階だけは揃えるも、混じる揶揄の色は常調子。
彼の休息の邪魔をした癖、何ら悪びれぬままに大股で距離を稼げば、指先で再度の着席を促した。

地下に降りずとも、この花籠では明確な上下関係が存在する。
それを教えつけるような傲慢な態度で以って。]

(50) 2014/09/17(Wed) 21時半頃

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