[わかっている、口に紡いだようなことを考えるような相手ではないとも。傷つかないと言えど、結局はルーカスを責めている。その事実に気付いてしまうとセピアは苦しげに歪んで] あ―――…[ふるりと震えが走ったのは痕に触れられたからかそれとも部屋に響くあまりにも静かな声音にか。誰に、その問いには答えられない。青磁が、肌を辿るのを感じると耐えられなくて、怖気るようにセピアを青磁色から逸らすと胸元を隠そうと捲られる布地に指先伸ばす。]
(49) chiz 2011/08/13(Sat) 02時半頃