― 二階→広間へ ―
[移動する前に向けられた願い>>41には頷いて、床の上のステッキを拾い上げる。
促しに同意して歩き出すオーレリアの姿に微かに感じるのは違和感。>>42
これまでの彼女であれば、涙を見せそうな状況であるというのに、その気配もない様子に違和を感じた。
広間に移動すれば、茶の用意は既にされていて。
飲みそびれた目覚めの一杯も兼ねて、濃いめの紅茶を求める]
さて……と。
[エリアスが戻る前。
ハワード以外の使用人を遠ざけ、すっかり静かになった感のある広間を見回し、短く声を上げる。
視線は俯くオーレリア>>46へ]
オーレリアさん……今、そこにいる貴女は、誰、ですか。
[口にしたのは、この騒動が始まり、彼女から月の気配を感じて。
犠牲者が出るたびに感じていた違和感を形にしたもの。
犠牲者の亡骸のあり様と、彼女が結びつかなかったのだ。
その違和感は、マーゴの亡骸を見た時の反応に感じたそれとも相まって、別人なのでは、という感覚を抱かせていた]
(49) 2025/02/21(Fri) 21時頃