[上体起こした姿勢で肩を撫でる。打ち身だろう痛みが残るが我慢できぬほどではない。] こんな痛いの何時ぶりだよ。[思い返して、大学で知り合った友を思い出す。クツと咽喉を鳴らしておかしそうにわらった。] あー、あの時。 ま、あれは俺が悪かったからしゃあない。 ――…『連理』しか必要とする者が居ない、なんて。[友と思ってくれる相手に言う台詞ではなかった、と。思うからこそ殴られて謝るなんて事態になったわけだけど。]
(49) 2014/06/05(Thu) 02時頃