うん、あげるから…頑張って、[練習して、と最後まで紡げない。謂われた言葉に、潤むそのブルーグレイッシュに…蒼い薔薇の色に、翡翠の瞳は、囚われてしまって。]――……っ ぁ…[硝子の翡翠が、切なげに細められる。薄く開いた唇からは吐息のような小さな声が零れて。想いが、気持ちが、其処にあるわけではなく…気持ちよりも勝るのは、何か――…求められてしまえば拒めない。]
(49) 2010/09/06(Mon) 03時頃