―採血後・広場にてヨアヒムと―
[ヨアヒムのぼやき(>>40)に「ヘヘッ、そうっすかねー」と相槌を打っては肉を口に運ぶ。
物心つく前に母と別れた父とは会ったことすらないが、まだ健在であればその年齢は、ヨアヒムと同じか少し若いくらいだろうか。
少しシチュエーションが特殊すぎるけれども、もしも共に会食が出来たのならば、こんな雰囲気なのだろうか、と思いを馳せながら、ゆったりと食事を進めていっただろう。]
うん、最近テレビでいろいろやってるッスよねー
[摂食障害の話は、少し言葉を濁したかもしれない。液晶越しの一方的な狭い世界だけを知って、いろいろと語る人は多いけれど。そんな中で野暮な話、と締めくくったヨアヒムには小さな好感を抱いて。]
そうッスね。
…だけど、この実験がちょっとでも
そういう人たちの治療に役立つなら、
まあ、ちょっとくらい太っても、
太りがいがあるっていうか…
…うん、ちょっと食べる気出てきたッス!
[油っぽい肉の咀嚼はそろそろ飽きてきてしまった。少し気合いをいれたところで、ヨアヒムと比べれば亀の歩みの食事スピードだ。それでも、ナイフとフォークを持つ手に力を込めて。]
(49) 2015/08/24(Mon) 22時頃