人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 記者 イアン

[唇は嘆きを吐き続けるのを止めたけれど、
しかし拒むように結ばれることなく。
何かに耐えるように、震える。
今尚涙で彼を濡らしながら、何度も何度も
小さな子供のように、頷いて。]

 君が花のことを話すと、説得力があるね。

[からかうみたいな口調でそう言った。
こうしないと、声を上げて泣きじゃくりそうだった。
俺が何をしたか分かっている癖に
いつも見せていたのは、偽物なのに。
そんな奴に傷つけられたのに。
何もかもを受け入れるみたいな言葉が、
それこそ、乾いた土に与えられる水みたいで。]

(48) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

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