[言葉が途切れる。物理的に、塞がれた。何が起きたのか理解できないまま突き飛ばされ、ふらついて木の幹にぶつかる。]……、 な、[>>46 大きく見開いた眼に三垣の顔を映す。投げかけられた言葉が突き刺さる。触れた唇は痛み、――夜の街での“それ”より、はるかに苦い。ずるずると、木の幹に体重を預けたまま座り込む。曼珠沙華が月明かりに揺れる中、。ふわりと、花の香りが、した。>>#0]
(48) 2014/10/06(Mon) 18時頃