―if・酒臭の医務室で―
[すがり付かれ、若干の汚物が付着する足。悪寒が背筋を撫で、肌が粟立つ。
>>43肩で息をしていれば、いつも通り淡々とした声が降ってきて。
禁断症状に浮かされたまま、なにを言ってるのか自覚もしてない声を漏らす]
うっ…せぇ、いいから、はや、く……
……じゃ、ない。ちがう、ごめんなさい…ぅ……ゲホッ、
[しゃがみこむ気配に手を離すと、幻覚の虫が這い回る腕を爪で引っ掻く。
赤い血が落ちて、その痛みで少し思考が浮上した。
どろりと濁った目でコップを見て、ともかく受け取り震える手で一息に飲み干す。
ほんのすこし、正気の光が戻った。
そこで初めて、彼の手に持ったものに気が付いて]
す、みませ…ありがとうございま……
下っぱに任せてくれればいい、のに……ぐ、ぅ…
[普段の酒酔いからは考えにくい、礼と謝罪と恐縮を口にした後。
改めて、ジェレミーの屈んだ足近くに吐いた*]
(48) kaisanbutu 2014/12/19(Fri) 00時半頃