[犯人探しを一旦横に置き祭りに意識を向けると、横笛の囃子が聞こえてきた。
雅さはなく寧ろ滑稽さを前面に押し出しているのに耳に心地良い調べ。
独特の抑揚をつけたリズムは、不思議と心も弾ませる]
異世界って言っても、お祭りはお祭りだねー。
どきどきわくわくは、変わらないんだよ。
じゃ、今度はあっちの方に突撃だね。
行ってみよー、ジョ…。
[横を見ても誰もいない。
村長の使いから話を聞いている内にトニー達と逸れてしまったのだろうか。
少女は、本来そこにいるべき人物の幻影に手を伸ばしたままじっと佇む。]
むぅ、じ…じ…じ、えーと実験体? 君のくせに、ポーチュのそばからいなくなるなんて生意気なんだよ。
おまけにポーチュの記憶の中から名前ごと隠れるなんて、どんなつもりなのかな。
あ、射的屋さん(>>1:139)。むしゃくしゃしてるから、丁度いいんだよ。
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(46) 2013/09/18(Wed) 13時半頃