[まさか猫ブランケットがないとは知らず、そうして改めて後輩の落合に視線を戻そうとしたその時。
今度は二年生の間でも雰囲気のある美少年として有名な、一年生の姪島に声をかけられた>>27。
ヲイヲイ、今日は裏門盛況ですね? とは少し思いました]
おっす。流行りのちゅーにすぎるだろ、聞いて驚け、見て笑え[ここら辺声音は普通だけども、心はやけっぱちでした]
ものもらい出来たんだけど、ねぇちゃんがこれ着けろってな。
金目のモン置いてけはほら、文化祭の劇で言ったから俺。もう言いたくないないから。悪評いらない。
[ふるふる首を横に振って答えました。かなり必死。
ちなみに文化祭の劇は、一年生の時の話である]
そっか。二人はクラスメイトなのな。
[姪島が落合に話しかける様を見て、少し安堵した色が表情に滲む。
飽戸が裏門登校仲間だと勝手に思っている後輩、落合が誰かに話しかけられる姿を見るのが珍しかったからだろう]
(46) 2014/09/30(Tue) 22時頃