[ぎゅうと目を瞑っておりました。 唇を硬く閉ざしておりました。 何をされても、声ひとつ上げまいと。 けれど、次の瞬間触れた指は───… ゆるやかに撫でられる頬と、浅い呼気。 僕の身体は震えていました。 怖くて怖くて、仕方がなかったなんて 数多く櫻の春を売ってきた僕に、謂える権利なんてありません。 だから僕は、後ろを振り返ってこう謂うのです。]
(45) anbito 2014/09/24(Wed) 23時頃
sol・la
ななころび
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