[小さく、納得したように呟いた。
術がとけたのだろう。
親しいらしいという二人に結ばれた
お互いを殺しあうように仕向けられた、呪われた絆]
どうして、あの二人だったのかしら。
[といっても、仲がいいらしいということと、クラリッサがあまり人狼などに精通していないこと、またソフィアが人狼と会話ができること
それ以外に彼女たちのことを知るわけではないので、推測でしか無いのだが。
『面白いからに決まってンだろ』
そう笑った顔がわずかに浮かんだ。
まったく、やりそうなことである。
他人に特に興味を持たない彼女は、それ異常何も感じることはなかったが。
ただ、もし次に、どこか、生まれ変わりの世界でも、会うことができるのならば、最後まで仲良くいられますように、と。
もっとも生まれ変わりも来世も死後の世界も信じていないのだが。
ただ、とても仲の良い、親友と呼べる間柄であったというのは、少しだけ羨ましかった]
(44) 2012/05/25(Fri) 16時半頃