[階段を降りる。1階にある保健室に向かう。 どこか覚えのある生臭さに、眉を寄せた。]……ロイ。あれ。[保健室の扉手前、不自然な赤いシミがある。 怪我をした生徒が運ばれた可能性だってあるのに、ぞわりと背筋を駆け抜ける不安が、それを否定する。 ちらりとアイコンタクトを送り、ロイと息を合わせ駆け込む。]
(44) 2018/04/01(Sun) 16時頃