………踊らないわ、私は。[ 蕪頭の誘いの掌、受け取ることなんてなく 私の掌はだらりと下に垂れ下がったままで 通り過ぎてしまうのは簡単 目鼻無い異型の頭が珍しいわけでもない だけど私の視線はじっと白い蕪を見つめるの ] 貴方みたいに生きられるのなら 腐った裏の街でも楽しいのでしょうね[ がらんとどこかで廃材の転がる音がする 錆びた金属 朽ちた何かの匂い 嫌な煙の色 だけど私は こちらの街を、世界を選択する ]
(43) 2018/10/04(Thu) 22時頃