[ゆらゆらと天井へ昇っていく紫煙を顰め面のまま眺め、また肺へと煙を吸い込んだ時、あれよりかはマシだと皮肉ったピンクの野郎から吐かれた言葉に>>14二、三秒口元にシガレットを押さえつけたまま止まる。]
オレンジ、オレンジ、ああ、俺のことか…
ってどういう意味だテメェ。
[ドンと安テーブルを拳で叩きつけると半分ばかしになっているコーヒーのカップが揺れた。
隣で食器音を五月蝿く鳴らしている男>>10…なんだっけ、レッドか、の食器も軽く揺れたが気には止めずにピンクの野郎を睨んでから、そちらに向かい煙を吐き出す。
一通りの名付けが終わればぐるりと計画のメンツの面を眺めたが、どうにも覚えるのに時間がかかりそうだ。]
ま、どうでもいいか。
名前なんぞ覚えてなくても支障はねぇだろ。
[灰皿に灰を落とすと不味いコーヒーを胃に流し込んだ。]
(43) 2016/04/07(Thu) 00時半頃