[青年>>37は愛想良く笑いこちらに近づいてくる。自分よりも随分と小さい彼は、それでもそんなに押さないような印象は受けることはなく。女性名の書かれた名札はまだ首から下げずに手の中に握ったまま。]
違いますよ。今日は所用で来ているだけなんです。
[従業員ではなさそうですね、と言われれば柔らかい笑顔を見せてそう答える。…声を聞けば彼には性別が分かるだろうか?元より男性にしては高く、女性にしては低いという中途半端な声質ではあったが。
片手間に受付を済ます姿を見れば、>>38 なるほど、同じ用なのかもしれない なんて。彼がネルと呟いたなら、きっとそれが彼に割り当てられた偽名なのだろう。
(僕も男性名がよかったなあ)
なんて手元の名札を見て不満を内心吐露して。]
ええと、ネルさんも36階ですか?それなら、一緒に行きません?
[そういえばエレベーターの方へ歩いていくことは叶ったろうか。「乗りますか?」と誘われれば>>33 「ええ、ありがとうございます」と笑顔で返して乗り込んだだろう。]
(42) 2015/08/22(Sat) 17時半頃