─アジト─
[非常線を掻い潜り、迂回をし、最短距離とはいかなかったが、どうにかこうにかアジトについた>>33。それはレッドが運転する車よりも先立ったか後だったか>>39
結局、途中で運転を代わる暇などなかったか。出血著しいグリーンに肩を貸そうとするピンクに。]
おいちょ、お前の貧相な身体で此奴の図体支えられんのかよ。
[と、拒まれなければ手を貸しアジトの中へ運び込んだ。
住宅街に紛れる何の変哲もない建物だったが、不特定多数が出入りをしても目立たぬよう、出入りは複数から出来るようになっているようだった。
怪我の手当ての心得なんか知らねぇからな、と、ひとまずそれだけは豊富にあった酒の瓶を手に取ると、グリーンの傷口に振り掛け消毒し布で強く縛り付ける。弾は貫通しているかしないのか。どちらにせよ此の場では手の施しようも無いだろうか。]
(41) 2016/04/08(Fri) 21時頃