―――カミサマ、さよなら。…行こう。[ギュッと手を握り返し、扉の向こうへと歩き出す。]すど…愛莉、さん。また会えるって…信じてますから。[白く視界が染まっていく中で、確かめた手の感覚ごしに声をかける。届いただろうか。きっと届くと信じてる。進村 真墨は、心だけ先にあの空間で生き返ったのだから。これからは、ずっと―――**]
(40) 2014/03/29(Sat) 01時頃