「うわ、ほんもの!」
[ベンチに腰掛け、飲み物が運ばれてくるのを待つ。
小さな叫び声が聞こえて振り向けば、銀髪の若い女の子が、木の葉に触れて驚きの声を上げたのが視界に入る。
同時に注文物を載せたカートを押して、乗務員ロボットが戻ってくるのも見えた]
「ありがとう。こっちに置いて頂戴。…そこのあなたも、良かったらいかが?」
[目が合うようなら、女性を手招き。配膳してくれる"モナリザ"に礼を言いつつ、ふと手元に目を留める]
「あら、あなたネイルの色が剥がれてるわね?良かったら直しましょうか?
遠いところまで運んでくれたチップのつもり」
["モナリザ"の手元、ネイルパーツに一部剥がれが見えた。どこかにぶつけたのかもしれない。
改造行為に当たるのか?と少し悩みつつ、悪戯心があったのも否めない。了承されれば、作業を始めるだろう]
(40) 2018/06/12(Tue) 09時頃