―現在・一等車両―
[吸い良さられるような目をしていた。
彼ら二人、異国の者たちが話す言葉は自分には聞きなれず、聞き耳を立てても、その意味を理解することはかなわない。このまま通り過ぎようか。
そう思った矢先、彼女と目があった。>>34――何か、、]
…白髪の、ですか?
いいえ、見かけませんでしたね。お付きの方、という事なら車掌に聞いてみるのも良いのでは?
[ちらり。彼女が話している仕事姿の男性を見て。
彼ではないようだ、と黒い頭を眺めて思う。もしかしたら、黒のペンキか何かで、白髪を隠しているだけかもしれないが。なんて、考えてみて。
無いな。と頭を振った。
酷く訛りある、言葉に笑みを返しては]
…君は、お嬢さんの同行者で?
[同郷の様ですが。と二人を交互に尋ね。先ほど、二等車両にて車掌とすれ違った事を告げただろう。**]
(37) 2015/11/29(Sun) 13時半頃