―― 回想 美術室 ――……うぜぇ[ぽつりと呟いた。八つ当たりする余力などない。 面倒そうに吼える相手の手を払った]お前に……いう資格、あんの[カルヴィンたちがどうしているか、見る余裕はない。 呪詛を吐く余裕も―― 次に吐いたら、きっともう戻れない][動かない、と思った足はこれでもやっぱり動くのだ。 歯を食いしばって、爛れた手の肉自分でえぐるように握りこんで、メアリーの後を追った]
(36) 2010/08/10(Tue) 17時半頃