―回想>>1:23トニー―[頭上から感じられる気配は決して悪いモノではなく。男は内心安堵する。寂しげな顔をしている子供を見ているのはどうにも性に合わないのだ。大したことをしてやっているわけではないが、こんなことでも気分が高揚したらしい、少年に男自身も嬉しくなるのだった。]ぶーん。[そのまま暫くドナルド号は少年を乗せて遊ばせたことだろう。少年が下りると言えば下しただろうし、傍らの“少年”がそう言ってもやはり下したに違いない。今度は空も連れてってやるか…なんて漠然と未来を描きながら。]
(34) 2013/11/20(Wed) 15時半頃