……またばあやに叱られるかな。
[また泥んこ、と言われて自分の服装を見下ろし苦笑する。
ばあやは、本来は中流貴族のご隠居の奥方だが、王女の話し相手兼教育係として城に仕え、今も城に残ってくれていた]
ああ、もちろんだ。下手に近寄れば、驚いて蹴られる――だろう?
[オズワルドに注意を受けながら、ロシナンテのブラッシングをしてやれば、荒れかけていた毛並みが綺麗になっていく]
こんなものかな。
ありがとう、オズワルド卿。おかげで助かった。
[愛馬に、『また後で来るからな』と囁きかけてから離れる。
次は自分の身嗜みを整えられる番だ]
あれ、お前はたしかレティーシャの。
そうか、なら後であの子と一緒にお茶でもするかな。私も喉が渇いてきたところだし。
[妹が寂しがっているようだと聞けば、そう頷いた。
侍女と一度部屋に戻り、身支度を整えてから。その侍女に、レティーシャへの伝言を頼んで送り出した**]
(33) 2013/02/04(Mon) 02時半頃