ふふん、なんとこのあーしは一度訪れたBarについてはだいたい覚えてるわけよ。よって確かに言える……ここに来るのは初めてだと。あーでも列車の客車を使ったBarってそこはかとなく聞き覚えが……。[何はともあれ彼女の意識は機関部の方に釘付けとなっていた、しばし。宇宙艇の整備を自力でする程にはメカニックに造詣が深いからして。いやでも勝手に歩き回っちゃあいけないだろう……。無事欲を抑え込んで機関部に近い端の車両から順繰りに見ていくことにしたわけだが。真ん中の車両に到達するのは早かった。ターン! と心なしか勢いよく連結部の扉を開けてしまう]
(31) 2024/02/07(Wed) 23時頃