― 第三甲板 ―
[医務室を出たあと、ジェレミーの後ろを追う。
そして、部屋に入る前に、そのシャツの裾をやっぱり掴んだ。]
>>29
確かに、船が軽くなれば、負荷は……だけど。
基本は風が吹かないと……。
[船に関して問われれば、俯いて、そう答えたが…。]
ジェレミー……。
ねえ、今日も一緒に、居て、くれないか?
[舵のこともあるし、なにより、この状況。
さっきのグレッグの首も思い出されれば、おそらく、吹き上がっただろう血飛沫を想像し、自然と眉が寄る。]
だって、いつ、死ぬか、わからない。
[それは、この惨劇だけでなく、幽霊船の航海日誌を読んだことにも影響していた。
いつ、その命が絶たれるかわからない状態。きっとみな、同じく思い始めていると思う。
だから、力になってくれるといってくれる彼に、素直に縋る。]
(30) 2014/12/13(Sat) 02時半頃