[だっぱぁぁぁん!と何かが落ちて盛大に立った水音は、
深く考えたら負けだろうと考えないようにして。>>26
一瞬聞こえた悲鳴はキルロイのだったとか、聞かない振りだ。
どこでもマットプレイしてくださいと言わんばかりに
敷き詰められたマットは足裏と体に優しい。
すぐ脇にあったシャワーで汚れを洗い流そうと
適当な場所に吾郎を下ろすと、背中に殺気が刺さった。>>27
お楽しみ中のところ、実に申し訳ない気持ちで一杯だが、
俺だって汚れを洗い流して綺麗な吾郎を愛でたいのだ。
口にすれば、まだヤる気かよと怒られそうなので、言わない。]
体冷やし過ぎると、子種が死ぬぞー。
[冷水を頭から被り、心頭滅却に励む遠戚へと投げるのは
他愛ない揶揄と言う名の、縁石≪超絶的鈍器≫。
認識もされないだろうと踏んでいた彼からの殺気に、
心なしか燥いでしまうのはこの身を流れる血筋のせいか。]
(29) 鯖 2015/11/15(Sun) 22時半頃