― 回想・二等車両の廊下 ―
[ 旅仲間の気安さは、人の心の扉を簡単に開けてしまうのかもしれない。
一目で上流階級に所属することがわかるシルクハット>>0:27姿の紳士。
ホームで買った新聞をその場で広げていた青年>>0:102は、鳩入りの籠をふたつも抱え>>0:88、よたよたと歩いていた。>>0:122
コンパートメントから現れた>>0:111女性は少女めいた雰囲気で、ペラジーとそう変わらない年齢に思える。
年齢も性別も身なりも、普段の生活から旅の目的もばらばらな3人が、広くもない二等車両の廊下で親しげに話す光景は、夜行列車の廊下ならではだろう。
ペラジーと交わした挨拶>>0:158、>>0:160、>>0:163、>>0:179も三者三様だった気がする。
警戒心よりも好奇心が強そうなところは共通していたけれども。]
(28) 2015/11/29(Sun) 12時半頃