まァ、強いて言うなら。[めんどくさいなぁ。と思った所で弾切れ。ポイ、と足元に投げ捨てた鉄を踏みにじり、新たに灯す炎を何と変えようか。ほんの少しの隙に思案を重ねて、ひとまず、ひょい、と取り出した左親指をお子様に向ける。] このガキは死ぬ気はないそうだし、生き返ってやるっつーし、 俺は俺で、少なくともお前らの掌の上で死ぬ予定なンかねェよ。 死神様の想定通り、予定調和に終着、なんてシャクだからな。 させねェっつーの。[ああ、そうだ、難しく考えなくとも良かったのだ。思い出したように煙草に触れて、数秒後、両手に抱えていたのは、元折銃で。そうか、こういう獣を狩るには、こういう道具を使うのか、と知る。……撃てる弾数はどうやら少なそうだが。]
(27) 2015/03/18(Wed) 22時半頃