別に、変じゃないと思うよ。
私もだから。
[これは、メアリーの問いかけ>>12への応え。
ヨーランダに対するのと一緒で5割と3割の不純物入り。
懐かしみながらも、それとはまったく別の視点、今生きる仕事の世界と相手を照らし合わせていたことなんて、決して口にしない。
だから、これもお互いさま。
彼女が視線を落とさせてものが、言葉通りのものだったかどうかは分らなくても、それ以上には触れはしない。
相手の言動に丸呑みして、逐一素直すぎるリアクションを返していた10年前とは、もう違うのだから。
本音を言葉の2割で受けとる癖ができていて、残りの8割をむやみに勘ぐらない程度の処世術も、いつの間にか身に付いている]
それじゃ、後でね。
[部活や受験や友達との些細なやり取りに、衒いなく一途に取り組めていた頃とは、もう違う。
一番変わってしまっているのは、目に見えない、こうゆう部分なのかもしれない。
取り戻せない、という一点では、見た目も心も変わらないのだろうけれど]
―回想・了―
(27) 2011/08/25(Thu) 22時頃