人狼議事

103 善と悪の果実


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

外庭には犬が放たれていた、
あれでは外に出た途端食い殺されようぞ。

[正しく此処は陸の孤島と化した。
主亡くし、宝は失せた、だがしかし。]

――……ふ、では失われた林檎も
この“楽園”から……まだ失われては居ないという事

[嘯きにも聞こえよう。
一歩近づき交わる視線、夕闇伯もまた男の様子を観察し、確かめようとしている。伯の眼はよく見ればほとんど黒に近い葡萄色であった。其処に浮かぶのは――押し殺した焦燥か、あるいは愉悦か。]

……お前は嗅ぎつけるに足る嗅覚を持っているか?
せいぜい煙草のにおいに鼻をやられぬようにすることだ。

[公僕――警官を“犬”とも彼は呼ぶ。徐に指先を伸ばし、警官の鼻先を掠めるようにしてから、そのまま流れるような動作で歩き出す**]

(26) 2012/09/26(Wed) 14時半頃

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