―反省部屋―[扉が開けられる音に、自然と視線がそちらへ向かった。 そこに立っていたのは、ラルフ。>>20 てっきり使用人の誰かと思っていただけに、どきりとした。 けれど、入ってきて最初の言葉と後ろに見える双子の姿に、目を少し見開かせながらも頷いて。] ……そっか。[どうやら、残った兄弟たちが頑張ってくれたようだ。 緊張が和らいで、ほっと一息。 それから、ラルフが謝罪するまで食べない、 とハンストしていたセシルをちら、と見た。 すんなり仲直りしてくれればいいが――と思ったのも束の間。]
(25) neo 2011/09/01(Thu) 07時半頃