―― 大浴場 ――
[食堂から足を向けた先は浴場だった。身体を清めるというよりもむしろ、そこへ訪れる誰かが>>5いないかな、っていうのが主目的だったのかも。
果たしてその目論見は的中して、私は脱ぎ置かれた黒いドレスを>>14そこで目にする。]
……もお。ずいぶん汚しちゃって。
[ ホルターネックのそれには勿論、見覚えがあった。
他でもないコリーンが身に着けていたもの。
少し考えながらドレスを脱いでいく。といって迷う必要もない。カラリと戸を開け、裸身を隠すこともせず浴場へ入った。]
……あら。先生も。
ひとときのお寛ぎでしょうか。
[湯舟へ目を向けると、もう一人先客の姿が>>20。
シャワーで軽く身体を流して、湯舟の縁に腰掛けた。足首までを温かくて気持ちいい温度が包む。]
コリーンも、チハヤも、この後のお相手はお決まり?
[両脚を組み替えながら。丁寧に処理されて隠す毛の一本もないその間を見せつけるようにして、二人へ尋ねてみた。*]
(23) 2022/07/03(Sun) 13時半頃