人狼議事

194 花籠遊里


【人】 看板娘 櫻子

[梅花を埋めるとき、ぽつりとひとつ溢しましたが
 小さな声は風に浚われてしまったことでしょう。
 過ぎ去る『蝶』も枯れゆく『花』も、櫻樹はたんと見てまいりました。
 そして大事な『花』枯れる度、心裡に埋めていくのです。]

 虹を渡って行かれたのです。

[『人』になりに、とは謂いませんでした。
 謂ってはならない気が、無意識に唇を閉じさせたのでございます。]

 今宵は、『花』もお買いにならないのですか?
 本当に珍しい、明日は雪でも降るかもしれませんね。

[『外』を知らない僕には、価値などさっぱりとわかりませんが
 彼のお召し物は、質がよいなどと謂う範疇を越えているもののように感じます>>19
 首にあるネクタイは、随分とぐうたらに緩められておりますが
 それは『外』のお姿のひとひらなのでしょう。
 お話しされるお言葉も、まるで永遠に続く夜ではなく
 照らされた昼のことを話しておられるようでした。]

(21) 2014/09/21(Sun) 16時半頃

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