[調理室の扉を開けて>>4入ってきた女子生徒は、
クリストファーに「クリスセンパイ」>>5と呼びかけ、
ノックスに「あたしは二年のレティーシャ」>>5と名乗って、
カトリーナにはいきなりタメ語を使い始める。>>6、>>7
満足した顔で食事>>6を終えれば、放送室で見つけたノート>>1:64を見たがった。
その情報をどこで聞いたのだろうと一瞬疑問に感じたが、
校庭でケヴィンやヨーランダと何か話し込んでいた>>2:260記憶はあり、彼らから聞いたのだろうと思い直す。
二年生ならクラスメイトなのだろう、とも。
小脇に抱えた鞄の中から>>2:163レティーシャが取り出したのは、一冊に綴じられた楽譜だ。
授業中に亡くなった音楽教師が残した物らしい。
「書かれた記名が、ニコラスと読めなくもないなって」>>7という彼女の指先を覗き込めば、]
……確かに、読めるわね……。
[数冊のノートを渡せば、彼女はすぐに読み始めるだろうか。*]
(20) 2016/08/23(Tue) 19時半頃