[白く変わった羽を拾い上げて色を確認すると、ぱ、と指を離した。屋上から風に煽られたそれは、雪と混じって学園内へと落ちていく。] お、いやー君に会えて僥倖僥倖。 雑に外見しか覚えてなかったからね。 綺麗な子だったし、成績も優秀。 いや、楽が出来る優秀な後輩になるといい。[促された扉>>19を開けて、ぺたぺたと校舎内の床を素足で歩きだした] まあ大丈夫、心配要らないさ。[この天使は、隣の者ほど姿を隠すのを得手としていない。だというのにこの慢心である。のんびりと友へ返事を返す天使は、知らないだけである。「虹の羽根のエンジェルさん」の尾ひれの噂も、通り掛けのバスから、見られていたことも。>>10]
(20) 2020/01/05(Sun) 12時半頃