― 回想:職員室→屋上 ―
[委員長の一平太か実から事情を聞いて、(>>0:265)
実の引取りに行きなよ、の言葉に「なんで俺が」とでかかった言葉を飲み込む。
顧問をしている部活で問題が起きてるのだから、間違いなく自分の監督不行届だろう。
鍵締めなかった奴誰だよ、理科準備室の掃除させてやる、と心の中で悪態をつきながら、椅子から立ち上がり屋上へと向かう。
途中、いきなり実が大きな野太い悲鳴をあげ(>>0:277)煩わしそうに耳を塞いだ。]
ったく、大きな声だすな。
[何があったのかと胡乱な眼差しを向けるが、一平太の赤く染まる頬に、なるほど、この二人できてんのかと一人納得する。(>>3)
そういえばずっと腕つかんでたもんな。
まあ男子校だし、実の見た目がこんなだしな。]
おー、次の授業始まんだろうし、もう戻っていいぞ。
あとは何とかしとくから。
……ちゃんと教室戻れよ?
[一応念を押して、生物室の方へと向かった。*]
(20) 2013/07/10(Wed) 04時頃