わかりますともっ。 僕が甘いものに弱いこと、藤之助さんはご存知でしょう?[こうやって何度か甘味をご馳走になったことがあったと、僕は記憶しています。 実際は七つも僕の方がお兄さんではありますが 藤之助さんの方が幾分か大人の雰囲気を醸し出しておられました。 僕は成人に満たないんじゃないかと、疑われない事の方が少ないくらいです。] どうぞ、お掛けになって下さいな?[まるで自分の家へと持て成すように 僕は藤之助さんを、硝子戸を引いた廊下へと促しました。 少し行けば、玄関が見える場所です。 何方かが訪れていたのも>>8その時に見えることでしょう。]
(19) 2014/09/12(Fri) 03時半頃