[入院中は柴門や貴和子が翠を尋ねたりもしたかもしれない。彼等の声や言葉に、翠の心は安らぎを覚えただろう。けれど、雇い主に失望されたと思い込んでいる翠に、彼の店に戻る勇気はどうしても持てなかった。それに、柴門の存在は、翠にとっては摩り減らした心を癒す薬のようなものだったが、自分の存在は彼にとっては有害にしかならない。そのような考えから、翠はどうしても離れられなかった。密かに、あるいは柴門に頼んで、入院中に手懸けていた柊吾の妻の髪飾りを彼に邸宅に届けると、最後に、この大切な町を、二つの翡翠に焼き付けようと、翠はこの丘を訪れたのだった。]
(18) may 2011/01/08(Sat) 00時半頃
sol・la
ななころび
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