人狼議事

213 舞鶴草の村


【人】 落胤 明之進

―参区の外れにある寺―

屋敷に入れるわけもなく辿り着いた場所はこの区域にある寺院。
街の騒がしさとは違い此処は静かだ。
残る縁のある場所というならもう此処しかないだろう。

「旦那様、お久しぶりです」

立派な墓石の前に座り手を合わせる。
参区を離れてしまってからというもの此処も疎遠になってしまっていた。さて母の墓にも手を合わせに行くか。

屋敷の主人が眠る墓の先にある小さな墓石。
主人が母のために建ててくれたものだ。
墓の前で手を合わせようとする際に気付く、墓には真新しい花が供えられており、合わせて母の形見である簪が置かれていた。

「鼠小僧が盗んだものはこれか・・・」

確かに盗まれた簪は気にも留めていなかった。
だが宝物というほどのものでもない。
捨ててしまおうかとさえ思っていたものだ。

(18) purupuru 2015/01/29(Thu) 13時頃

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