あ…あぁ ……がぁあああああああ!!![空に向かって吼える少年の咆哮と共に、辺り一面を照らす紅い稲妻が立ち昇った。] ――――は…、っ ……[だが、それも一瞬の事。稲光が収まれば少年は力なくその場へと倒れ込み、意識を手放した。身体に残る微かな雷は静かに弾ける。少しばかり尖った耳に揺れ続ける耳飾。そこには少年の識別コード《名前》が一般人には知り得ない文字で書かれていた。*]
(18) 2010/09/13(Mon) 01時半頃