[尖らせた唇に拗ねた物言い。子供じみた我儘は自分の事で精一杯の友人達には見せないから、せめて一人の時くらい吐き出させて欲しい。構って構って、とそれ以上後追いもしないから。”だよねー、ごめんごめん!”軽い調子で書き込もうとした返事も、もう暫く後でいいかと保留にしてスマホを上着のポケットに突っ込んだ。一人かあ、つまんないなぁ、と呟きながらひとり足元の小石をつま先で蹴ったり、その小石を追って道を斜めに横切ったりと遅々として進まない歩みで祭りの行われる神社の方面へと向かっている。**]
(18) 2019/09/01(Sun) 00時半頃