人狼議事

60 ─昨夜、薔薇の木の下で。


【人】 さすらい人 ヤニク

―中庭ー
[草いきれ、セミの声、湿った土の夏の匂い。
 ひらりと影が過ぎるのは、水を求めた瑠璃の筋持つ黒アゲハ。
 白く目を焼く日差しとの、コントラストに目が眩む]

 あ……、

[柔らかな草の上に横たわる体、逃げて行く蝶。
 ゆっくりと身を起こせば、頬を一筋生ぬるく伝っていく、
 溢れたものがすぐに何なのかわかった、涙だ。
 夢を見て、泣きながら目が覚めるなんて良くあること]

 ―――ここは、

[緑濃い夏の庭、薔薇の木陰。その薔薇は燃えてなどいなかった。
 燃えていないことに安堵して、夢の記憶が曖昧になる。

 泥に汚れた手足を流す、水の冷たさは心地いい。
 あの日から何も変わらない、変える気のなかった夏の一日]

(17) sen-jyu 2011/08/12(Fri) 12時頃

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