人狼議事

241 線路上の雪燕


【人】 安全調査局 トヨタ

……?

[疾走する蒸気機関車のなか、後方から響くそれが、悲鳴だと気付いたのはどれだけいただろう。
疲労とアルコールのもやのなかに意識を浮かべていた男が、そのひとりでないことは確かだった。

もっとも、その次に訪れた事態に気付かぬものは、この雪燕の車内にはひとりもいなかったに違いない]

お、わっ……!!!

[がくんという衝撃とともに背もたれに背中が叩き付けられ、つまみのナッツの小皿が中身と共にすっ飛んできた。

何が起こったかは、酔った頭にも理解できた。
駅と駅の合間、ほとんどトップスピードであろう状態からの、有無を言わさぬ急制動。
下手をすればブレーキが焼き切れ、連結部が外れる恐れさえあり、機関にも影響なしとは言い切れないだろう。
無論、中の人間も――座っていたり、寝台で寝ていたりした人間はともかく、支えもない場所に立っていたらば。
立ち乗り客のひしめく三等客車あたりでは、下手をすれば、将棋倒しでひどいことになりかねない]

一体、何を考えてるんだ……!!

[鉄道の安全に関わる人間として、誰ともつかない相手を罵った]

(17) 2015/12/02(Wed) 01時頃

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