―とある始まりの日― ………そうか。寂しく、なるな。[向かい合った月は櫻………いや、射干玉色の青年をしばし見つめて微笑もうと努力する。>>13しかしどうしても、寂しそうな色を沈める事は出来なかった。……上手く隠せたとしても見抜かれていたのだろうが。この『人』は本当に、僅かな物までも見抜けるものを持っていた。それに助けられた事も少なくは無い。]
(16) オレット 2014/09/24(Wed) 01時頃