[ そう考えて──、 手にしたままのスマホのロックを解除する。 メッセージアプリを起動して、 澪先輩に短い文章を送る。 『 今日は3度目。 ……で、あってますか? 澪先輩、覚えてますか?』 それから、やっぱり弟がぐうすか寝てるのを確認し、 ひとまず街を歩き回ってみることに決めて、 千早はやっぱり制服に袖を通した。 学校があるはず。とかじゃなくて、 その意味を理解できる人への目印的な意味で。*]
(15) 2019/09/04(Wed) 11時頃